平安末期 12世紀◆自然釉平碗 常滑・高坂古窯出土品 沢田由治識

商品説明 常滑・高坂古窯の自然釉平碗です。

古くより「行基焼」として茶人に鑑賞された灰白色の茶碗で、轆轤目の美しさと所々ビードロ釉が頽れた様が妙趣を醸し出しております。

長きにわたり受け継がれてきた陶技を揮った名もなき陶工の会心の一作を、是非ともお手元でご賞玩ください。

昭和期の古陶研究家・澤田由治の識箱が付属します。



◆高坂古窯
日本六古窯のひとつとして知られる中世常滑焼の代表的な窯。開墾による需要を背景に山茶碗を主に産した。

◆沢田由治
昭和期の古陶研究家。号は常安。常滑の人。家業の陶業に従事しながら古常滑の研究・評論を行い、小山富士夫や加藤唐九郎と親交をもった。常滑市立陶芸研究所の開設に尽力し、所長に就任。作陶家の視点から全国のやきものの研究を行った。平成6（1994）年没、85歳。

・昭和期の古陶研究家・澤田由治の識箱が付属します。
・高さ５．５ｃｍ、径１６ｃｍ（最大幅。若干の誤差はご了承下さい）
・出土品のためカケがございます。